「おおきく振りかぶって」連載終了はデマ!作者の今や最新話を解説

大きく振りかぶって
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「おおきく振りかぶって」の連載が終了したという噂があり、驚いている方もいるのではないでしょうか。人気作だけに、打ち切りや作者死亡といった情報が本当ならビックリしてしまいますよね。

この記事では、月刊アフタヌーンでの掲載がいつから始まったのか、休載された本当の理由、そして気になる最終回のネタバレに関する考察まで、詳しく解説していきます。

また、魅力的な登場人物たちが活躍する物語の続きや、待望のアニメ3期の可能性を左右する原作ストックの状況、そして最新話である38話を含む新刊の発売日についても触れています。

さらに、絵がやばいといった作画崩壊の噂の真相や、物語の舞台のモデルは西浦高校なのかといったファンの疑問にもお答えします。

この記事を読めば、「おおきく振りかぶって」の連載状況に関する全ての疑問が解消されるでしょう。

この記事でわかること
  • 『おおきく振りかぶって』の連載終了や打ち切り説の真相
  • 作者の安否や過去の休載理由
  • 最新刊の発売日や今後の展開に関する考察
  • アニメ3期の可能性と原作ストックの状況
目次

おおきく振りかぶっての連載終了はデマ?噂の真相を解説

アフタヌーン掲載はいつから始まった?

アフタヌーン掲載はいつから始まった?

『おおきく振りかぶって』の連載は、講談社が発行する漫画雑誌「月刊アフタヌーン」にて、2003年11月号から始まりました。2025年現在も連載は続いており、20年を超える今でも長期連載作品として多くのファンに愛されています。

これだけ長く連載が続いていることが、逆に「まだ終わっていなかったのか」「もう連載終了したのでは?」という誤解を生む一因になっているのかもしれません。しかし、物語は着実に進行しており、今もなお月刊アフタヌーンの看板作品の一つとして掲載が続いています。

作者死亡説はなぜ流れたのか?

作者死亡説はなぜ流れたのか?

検索をすると「作者死亡」というキーワードが表示されることがあり、不安に思う方もいるかもしれませんが、これは完全に事実無根の噂です。作者のひぐちアサ先生はご健在で、精力的に執筆活動を続けられています。

では、なぜこのような噂が広まってしまったのでしょうか。主な理由として、物語の進行ペースが非常にゆっくりであることが挙げられます。作中では一球ごとの心理描写やプレーの解説が極めて詳細に描かれるため、一つの試合を描くのに単行本数冊を費やすことも珍しくありません。

このスローペースな展開から、一部の読者の間で「このペースだと、物語が完結する前に作者が亡くなってしまうのではないか」という心配の声が上がりました。このファンの心配や不安が、インターネット上で「作者死亡」というキーワードとして定着してしまったのでしょう。

休載された理由と打ち切りの可能性

休載された理由と打ち切りの可能性

『おおきく振りかぶって』は過去に何度か長期休載がありました。これが「打ち切りになったのでは?」という噂につながった可能性があります。

具体的には、2010年12月から約1年間、そして2016年9月から約1年間の休載期間がありました。編集部からは当初「充電のため」といったアナウンスがされましたが、後にこれらの休載は、作者であるひぐちアサ先生の出産と育児のためであったことが明かされています。

決して作品の人気低迷や作者の体調不良といったネガティブな理由ではなく、むしろ喜ばしい理由による休載でした。累計発行部数は1800万部を突破しており、数々の漫画賞を受賞していることからも、作品の人気や評価は非常に高いです。

これらの事実から判断すると、今後『おおきく振りかぶって』が打ち切りになる可能性は極めて低いと言えるでしょう。

絵がやばいと言われる作画崩壊の噂

絵がやばいと言われる作画崩壊の噂

「絵がやばい」「作画崩壊」という声もSNSなどで見られますが、これにはいくつかの理由があります。

まず、連載初期と現在とでは、作者の絵柄に変化が見られます。長期連載の作品ではよくあることで、これを「絵が下手になった」と感じるか、「絵柄が安定してきた」と感じるかは個人の主観によります。

次に、本作の画風は、いわゆる美麗なイラストというよりは、キャラクターの表情や体の動きをリアルに描くことに重点を置いています。特に、主人公・三橋の不安げな表情や独特の投球フォームなどは、意図的に人間味あふれる描写がされており、これを「崩れている」と捉える見方も考えられます。

また、アニメ版の特定のシーンを指して「作画崩壊」と言われるケースもあります。しかし、原作漫画に関しては、その丁寧な描写スタイルが作品の魅力の一つであり、多くの読者からは「心理描写が巧み」「キャラクターが生き生きしている」と高く評価されています。

物語の軸となる主要な登場人物

物語の軸となる主要な登場人物

『おおきく振りかぶって』の魅力は、個性豊かな登場人物たちが織りなす人間ドラマにあります。ここでは、物語の中心となる人物を何人か紹介します。

三橋 廉(みはし れん)

本作の主人公で、西浦高校野球部のエースピッチャー。中学時代のあるトラウマから、極度に弱気で卑屈な性格になっています。しかし、9分割ストライクゾーンを正確に投げ分ける驚異的なコントロール能力の持ち主です。チームメイトとの関わりの中で、少しずつ投手として、そして一人の人間として成長していく姿が物語の大きな軸となります。

阿部 隆也(あべ たかや)

西浦高校野球部の正捕手で、三橋とバッテリーを組みます。データを基にしたリードを得意とする頭脳派で、観察眼にも優れています。当初は三橋を自分の言いなりにさせようとしますが、彼の持つ特別な才能に気づき、次第に真の女房役として三橋を支え、導いていくようになります。

百枝 まりあ(ももえ まりあ)

西浦高校野球部の女性監督。愛称は「モモカン」。野球経験者ではありませんが、スポーツ科学に基づいた理論的な指導と、選手のやる気を引き出す卓越した統率力で、発足したばかりの野球部をまとめ上げます。選手の体調管理にも気を配るなど、チームにとって母親のような存在でもあります。

おおきく振りかぶって連載終了はまだ先?今後の展開を予想

おおきく振りかぶって連載終了はまだ先?今後の展開を予想

舞台のモデルは実在する西浦高校?

作中に登場する埼玉県立西浦高校には、実在するモデルがあります。それは、作者ひぐちアサ先生の母校である「埼玉県立浦和西高等学校」です。

作品に描かれている校舎の風景やグラウンド、最寄り駅の様子などは、現実の浦和西高校とその周辺の景色に非常によく似せて描かれています。作者自身が母校の野球部に頻繁に取材を重ねており、軟式から硬式野球部に変わった経緯など、実際の出来事が作品設定に反映されている部分もあります。

この徹底した取材に基づいたリアルな舞台設定が、物語に深みと説得力を与え、読者がより感情移入しやすくなる要因の一つになっています。

最新話と新刊38話の発売日は?

最新話と新刊38話の発売日は?

前述の通り、『おおきく振りかぶって』は月刊アフタヌーンで連載中です。最新刊となる単行本38巻は、2025年6月23日に発売されました。

単行本37巻で主人公の三橋たちは高校2年生に進級し、物語は新たなステージに進んでいます。38巻では、新入部員を迎えて活気づく西浦ナインが、春季大会に向けて練習に励む様子が描かれています。

部員が増えたことによるレギュラー争いの始まりや、三橋が自身の将来について考え始めるなど、野球以外の側面からもキャラクターの成長が描かれ、見どころの多い内容です。

次巻となる39巻の発売日については、2025年7月現在、まだ公式な発表はありません。これまでの刊行ペースを考えると、おおよそ1年から1年半程度の間隔で発売されることが多いようです。

アニメ化可能な原作ストックは十分か

アニメ化可能な原作ストックは十分か

『おおきく振りかぶって』は、過去に2度テレビアニメ化されています。アニメ第1期と第2期『〜夏の大会編〜』で描かれたのは、原作単行本の14巻までの内容です。

一方で、原作は2025年7月時点で38巻まで刊行されています。つまり、アニメ化されていない原作のエピソードが、15巻から38巻までの実に24巻分も存在していることになります。

この量は、テレビアニメのシリーズを新たに制作するには十分すぎるほどのボリュームです。原作ストックの観点から見れば、アニメ3期を制作する準備は万全に整っていると言えます。

ファンが待望するアニメ3期の可能性

ファンが待望するアニメ3期の可能性

原作ストックが豊富にあることから、アニメ第3期の制作を期待する声は非常に多いです。しかし、現時点(2025年7月)でアニメ3期に関する公式な発表はありません。

3期の実現には、いくつかのハードルが考えられます。最大の要因は、第2期の放送(2010年)からすでに長い年月が経過していることです。当時制作を担当したスタッフやキャストを再び集めることの難しさや、商業的な採算が取れるかどうかの判断などが、企画を進める上での課題となるでしょう。

アニメシリーズ放送年原作対応巻
第1期2007年1巻~8巻
第2期(夏の大会編)2010年9巻~14巻
未アニメ化部分15巻~38巻(24巻分)

とはいえ、近年のアニメ業界では、放送から10年以上経て続編が制作される例も珍しくありません。ファンの熱意や原作の人気が続く限り、アニメ3期の可能性は決してゼロではないと考えられます。今後の公式発表に期待したいところです。

大きく振りかぶってのSNSの口コミ

気になる最終回のネタバレを考察

連載が続いている作品であるため、当然ながら最終回がどうなるかという確定情報(ネタバレ)は存在しません。ここでは、今後の展開と最終回について考察してみたいと思います。

物語の進行ペースを考えると、主人公の三橋たちが3年生の夏の大会を終えて卒業するまでを描くには、まだかなりの時間が必要になるでしょう。

チームが掲げる「甲子園優勝」という大きな目標にどこまで迫れるのかが、物語のクライマックスになることは間違いありません。

最終回では、以下のような点が描かれるのではないかと予想されます。

  • 西浦高校野球部の夏の大会の結果
  • 三橋と阿部のバッテリーとしての成長の集大成
  • 田島や花井をはじめとするチームメイトそれぞれの進路
  • 三橋が自身のトラウマを完全に克服し、自信を持ってマウンドに立つ姿

ひぐちアサ先生が丁寧にキャラクターたちの成長を描き続けていることを踏まえると、単に試合の勝敗だけでなく、彼らが高校野球を通して何を得て、どのように未来へ歩んでいくのかまで描かれる、感動的な結末になるのではないでしょうか。

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おおきく振りかぶっての連載終了を気にせず楽しもう

この記事では、『おおきく振りかぶって』の連載終了に関する噂や、今後の展開について詳しく解説しました。最後に、本記事の要点をまとめます。

  • 『おおきく振りかぶって』の連載終了や打ち切りはデマ情報
  • 講談社の月刊アフタヌーンで2003年から現在も連載中
  • 作者のひぐちアサ先生はご健在で執筆活動を継続している
  • 作者死亡説は物語の進行がスローペースなためのファンの心配から生まれた噂
  • 過去の長期休載は作者の産休と育休が理由
  • 人気や売上から考えて打ち切りの可能性は極めて低い
  • 「絵がやばい」という噂は絵柄の変化やリアルな描写スタイルに起因する
  • 物語の舞台モデルは作者の母校である埼玉県立浦和西高校
  • 最新刊は2025年6月23日に発売された38巻
  • 主人公たちは高校2年生に進級し物語は新展開へ
  • アニメは原作14巻までを映像化済み
  • アニメ化されていない原作ストックは24巻分と十分にある
  • アニメ3期の公式発表はないが可能性はゼロではない
  • 最終回はまだ先で甲子園という目標への挑戦が描かれると予想
  • 今後も西浦ナインの成長をじっくりと見守ることができる
のどか
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