ドラゴンボールという壮大な物語は、一人の少女の冒険心から始まりました。その少女こそ、メインヒロインであるブルマです。
ドラゴンボールの初期キャラの中でも特に印象的な彼女について、ブルマの初登場シーンはどのようなものだったか、ドラゴンボールの1話でブルマは何歳だったのか、といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、初期ブルマのかわいい魅力に迫りながら、彼女が作った画期的な発明品であるドラゴンレーダーや、初期の名言、ギャグを振り返ります。
また、「ブルマのバニーガール回がなぜ生まれたのか」、「亀仙人や透明人間とのエピソード」、「そしてブルマと悟空が結婚しなかった理由」についても深く掘り下げていきます。
物語が進むにつれて、「ベジータとブルマには子供がいるのか」「彼女の父親であるブリーフ博士の嫁は誰なのか」といった家族構成も明らかになります。
今なお若い頃の画像が話題となり、コスプレやフィギュアでも絶大な人気を誇る初期ブルマの全てを、この記事で解き明かしていきます。
- 初期ブルマの年齢や服装、発明品などの基本プロフィール
- 悟空や亀仙人といった初期キャラクターとの印象的なエピソード
- ヤムチャとの恋愛からベジータと家族になるまでの経緯
- 今もなお多くのファンに愛され続けるブルマの普遍的な魅力
ドラゴンボール初期ブルマの魅力とキャラクター像

ブルマの初登場シーンと1話での年齢
ドラゴンボールの物語は、ブルマと孫悟空の出会いから始まります。ブルマの初登場シーンは、記念すべき第1話「ブルマと孫悟空」であり、読者に強烈なインパクトを与えました。
彼女はパオズ山でドラゴンボールを探している最中、魚を運んでいた悟空を車で撥ねてしまいます。これが二人の最初の出会いでした。
この時、ブルマは悟空を怪物だと思い込み、いきなり拳銃を発砲するという過激な行動に出ます。しかし、銃弾が効かない悟空を見て驚愕する姿は、今後の波乱万丈な旅を予感させるものでした。
16歳の天才少女
初登場時、ブルマの年齢は16歳です。しかし、彼女はすでにお金持ちの家庭で育った令嬢というだけでなく、類まれなる頭脳を持つ天才少女でした。
作中の設定では、16歳にしてすでに大学の課程を終えており、夏休みを利用して「素敵な恋人」を見つけるためにドラゴンボール探しの旅をしています。
世間知らずな一面と、大人びた天才的頭脳を併せ持つアンバランスさが、彼女の初期の魅力と言えるでしょう。
初期ブルマかわいい!若い頃の画像を振り返る

初期のブルマがかわいいと評される理由の一つに、その特徴的なファッションが挙げられます。登場するたびに髪型や服装が変わる彼女は、まさにドラゴンボールの世界におけるファッションリーダー的な存在でした。
アイコニックなファッション
特に印象的なのは、初登場時のスタイルです。頭のてっぺんで結んだ大きな赤いリボン付きの三つ編みポニーテールは、彼女のトレードマークでした。
服装は、胸に「BULMA」と書かれたピンク色のゆったりとしたワンピースに、紫のレギンスと茶色いブーツを合わせています。このスタイルは、今見ても古さを感じさせないデザイン性の高さがあり、彼女のかわいらしさを際立たせていました。
他にも、冒険の途中で見せるラフなシャツスタイルや、メンズライクなブルゾン、愛らしいミニスカートのコーディネートなど、その着こなしは多岐にわたります。
ボーイッシュなアイテムと女性らしい肌見せを組み合わせる「絶妙な隙」が、同性からも支持されるヘルシーな魅力を生み出していました。これらのスタイルは、ブルマの若い頃の画像として、今なおファンの間で語り草になっています。
ブルマが作った天才的発明ドラゴンレーダー

ブルマは単なるお嬢様ヒロインではありません。彼女を語る上で欠かせないのが、天才発明家としての一面です。その才能を象徴するのが、物語の鍵となるアイテム「ドラゴンレーダー」です。
ドラゴンボールは、それぞれが微弱な特殊波長を放っています。ブルマはこの事実に気づき、世界中に散らばったボールの位置を正確に特定できるドラゴンレーダーを自力で開発しました。
もしこの発明がなければ、悟空たちの冒険は始まらなかったと言っても過言ではありません。
西の都にある巨大企業「カプセルコーポレーション」の令嬢である彼女は、父親であるブリーフ博士の才能を受け継いでいます。
ドラゴンレーダー以外にも、舐めさせると下痢を起こす「PPキャンディー」や、体を小さくできる「ミクロバンド」など、ユニークで役立つ発明品を次々と生み出しました。
地球の科学力をはるかに超えた異星のメカ(スカウターなど)ですら、即座に構造を理解し修理・改造してしまうほどの技術力は、Z戦士たちの戦いを間接的に支え続ける重要な要素となります。
ブルマの初期の名言やギャグを紹介

ブルマの魅力は、その強気でわがままな性格にもあります。彼女の発言は、時に仲間を振り回しますが、それが物語にテンポと笑いを生み出していました。
「世界一だいじなのは自分の命よっ!!!」
このセリフは、ブルマの自己中心的な性格を端的に表す名言として有名です。危険な状況に陥った際、自己保身を優先する彼女の正直すぎる態度は、清々しいとさえ言えます。
しかし、ただのわがままではなく、仲間が本当に危険な時には身を挺して助けようとする優しさも持ち合わせているのが、彼女が愛される理由でしょう。
初期ならではのギャグシーン
ドラゴンボール初期は、バトルだけでなくギャグ要素も豊富でした。その多くにブルマが関わっています。
例えば、男女の区別がつかない悟空に性別を確かめるためにお股を「パンパン」されるシーンは、あまりにも有名です。また、亀仙人のスケベな要求に呆れながらも、ドラゴンボールを手に入れるために機転を利かせて切り抜けるやり取りは、初期の定番ギャグでした。
これらのシーンは、ブルマの喜怒哀楽の激しい表情と相まって、読者に大きな笑いを提供しました。
他のドラゴンボール初期キャラとの関係は?

ブルマは非常に社交的で、旅の途中で出会う様々なキャラクターと関係を築いていきます。彼女の存在が、個性豊かなドラゴンボール初期キャラたちを繋ぐハブの役割を果たしていました。
孫悟空との出会いと友情
前述の通り、悟空との出会いは最悪なものでしたが、旅を続けるうちにお互いを理解し、かけがえのない友人となります。ブルマは悟空にとって、育ての親である孫悟飯以外で初めて出会った人間であり、外の世界を教える姉のような存在でした。
ヤムチャとの恋愛
盗賊として登場したヤムチャとは、最初は敵対関係にありました。しかし、女性に弱いヤムチャの性質と、イケメンに弱いブルマの性質が噛み合い、冒険の終わりには恋人同士になります。この関係は長く続きますが、ヤムチャの浮気性が原因で後に破局を迎えることになります。
ウーロンやプーアルとのコミカルな関係
変身能力を持つウーロンやプーアルとは、利害関係から始まった旅仲間です。特にウーロンとは、ブルマがそのわがままな性格で完全に尻に敷いており、二人のコミカルなやり取りは物語の良いアクセントになっていました。
ドラゴンボール初期ブルマの懐かしいエピソード

なぜブルマはバニーガールの格好をした回がある?
初期ブルマのファッションの中でも特に異彩を放つのが、バニーガールの衣装です。彼女がこの格好をした回には、やむを得ない事情がありました。
冒険の途中、ブルマはホイポイカプセルの入ったケースを川に落としてしまいます。着替えも全て失ってしまい、仲間であるウーロンの隠し持っていたキャンピングカーに泊まることになりました。
しかし、シャワーを浴びた後、ウーロンのパジャマは小さすぎて着ることができません。その夜、盗賊ヤムチャの襲撃があったせいで、ブルマの服を洗濯する暇もありませんでした。
その結果、翌朝着る服がなくなったブルマは、ウーロンが「お前が着れそうな服なら一着だけある」と差し出したバニーガールの衣装を着るしか選択肢がなかったのです。
本人は非常に嫌がっていましたが、この姿は読者や視聴者に強い印象を残し、フィギュア化されるなど、ブルマを象徴するスタイルのひとつとして知られています。
亀仙人や透明人間とのハプニング

ドラゴンボール初期は、ブルマがスケベなキャラクターたちに振り回されるハプニングが数多く描かれました。これらは物語のお色気担当としての一面を担っていました。
亀仙人との攻防
武天老師こと亀仙人は、言わずと知れたスケベ爺です。彼はブルマが持つドラゴンボールを譲る交換条件として「ぱんてぃーみせてくれんか」と要求します。ブルマは嫌がりながらも、悟空にパンツを脱がされていたことに気づかず、スカートをめくり上げてしまいます。この一件は、初期ドラゴンボールを代表する有名なシーンです。
透明人間になったヤムチャ
占いババの宮殿での戦いでは、ヤムチャが透明人間と戦うことになります。しかし、ヤムチャは苦戦を強いられました。そこでブルマとクリリンは一計を案じます。
クリリンがブルマの服をずり下げて胸を露出させ、それを見た亀仙人が興奮して鼻血を噴出。その鼻血が透明人間の体にかかったことで、ヤムチャは相手の位置を把握し、勝利することができました。
ブルマにとってはとんだ災難でしたが、彼女の機転(と犠牲)が仲間を救うという、印象的なエピソードです。
ブルマについてのSNSでの口コミを紹介
ブルマと悟空が結婚しなかった理由を考察

物語の初代ヒロインであるブルマと主人公の悟空が、なぜ恋愛関係にならず結婚しなかったのか、多くのファンが考察しています。これにはいくつかの理由が考えられます。
一つは、原作者である鳥山明氏が、男女の恋愛描写をあまり得意としていなかったという点です。インタビューで「ブルマみたいに我侭できつい女の子は好きじゃない」と語っていたこともあり、作者の好みも反映されているのかもしれません。
また、物語の展開上、二人は恋愛対象というよりも、姉弟のような、あるいは最高の冒険仲間という「戦友」に近い関係性で描かれていました。
ブルマは悟空を「孫くん」と呼び、悟空はブルマに対して恋愛感情を抱いている描写は一切ありません。ブルマ自身、精悍な青年に成長した悟空を見て「(恋人相手を)外したかな」と少し後悔するような独白をする場面はありましたが、それはあくまで一瞬のことで、二人の間には友情以上の感情は芽生えませんでした。
最終的に、悟空はチチと、ブルマはヤムチャ(後にベジータ)と結ばれ、それぞれが家庭を築くことになります。この付かず離れずの絶妙な距離感が、二人の魅力的な関係性を築いたと言えるでしょう。
ベジータとブルマには子供がいる?

はい、サイヤ人の王子であるベジータとブルマの間には、二人の子供がいます。長男はトランクス、長女はブラです。
当初、ヤムチャと長年交際していたブルマですが、彼の浮気性が原因で最終的に破局します。その後、ナメック星での戦いを経て地球に滞在していたベジータと、ブルマは意外な形で結ばれることになりました。
未来から来たトランクスの話によると、ブルマは一人でいるベジータの寂しそうな姿を見て、つい惹かれてしまったとのことです。
この二人の関係は、当初は仲間たちも驚く意外なカップルでした。しかし、プライドの高いベジータが唯一頭が上がらない存在がブルマであり、わがままなブルマがベジータの不器用な優しさを理解するという、非常にバランスの取れた夫婦となっていきます。
物語が進むにつれて、お互いを深く思いやる描写が増え、ドラゴンボールを代表する人気カップルとなりました。
ドラゴンボールのブリーフの嫁は誰?

ドラゴンボールに登場するブルマの父親、ブリーフ博士の嫁、つまりブルマの母親の名前は、作中で明確には呼ばれていません。
ファンの間では「パンチー」という非公式な名前で呼ばれることがありますが、公式設定では「ブルマの母」または「ブリーフの妻」とされています。
彼女の性格は、娘のブルマとは正反対で、非常におっとりしており、常にマイペースです。地球が破壊されかねない危機的な状況にあっても、お茶を出してお客様をもてなそうとするなど、どこか天然な雰囲気が漂っています。
ベジータが初めて家に住み着いた際も、物怖じすることなく普通に接していました。この母親の底知れない大らかさが、ブルマの行動的な性格を育んだのかもしれません。
ブルマの家系は、天才科学者の父と天然おっとり系の母という、個性的な家族で構成されています。
コスプレやフィギュアでも人気のブルマ

ブルマ、特に初期の姿は、連載終了から長い年月が経った今でも、コスプレやフィギュアの世界で絶大な人気を誇っています。彼女の魅力が時代を超えて愛され続けている証拠です。
人気の理由は、そのアイコニックで再現しやすいファッションにあります。ピンクのワンピースや大きなリボン、そして何より印象的なバニーガールの衣装は、コスプレイヤーにとって非常に魅力的な題材です。
様々なメーカーからフィギュアも発売されており、特に「ドラゴンボールギャルズ」シリーズでは、ブルマの女性らしい曲線美を追求した造形が高い評価を得ています。
これらの商品は、単なるキャラクターグッズに留まらず、ブルマというキャラクターのデザイン性の高さと、彼女が持つ普遍的な魅力を現代に伝え続けています。
懐かしいと感じる世代だけでなく、新しい世代のファンにも、ブルマの魅力が広がり続けているのです。


まとめ:今も色褪せないドラゴンボール初期ブルマ
この記事では、ドラゴンボール初期ブルマの様々な側面に焦点を当てて解説しました。彼女の魅力は多岐にわたり、物語のヒロインとしてだけでなく、一人のキャラクターとして非常に奥深い存在です。
- ドラゴンボールの物語はブルマのドラゴンボール探しから始まった
- 初登場時の年齢は16歳で、すでに大学を卒業した天才少女だった
- 悟空との出会いは、ブルマが悟空を車で轢くという衝撃的なもの
- 初期のピンクの服やリボン付きの髪型は今見てもかわいいと評判
- 物語の鍵となるアイテム、ドラゴンレーダーを発明した
- 当初は盗賊だったヤムチャと恋人関係になった
- やむを得ない事情からバニーガールの姿になった回がある
- 亀仙人のスケベな要求を切り抜けるなどコミカルなシーンも多い
- 悟空とは恋愛関係にはならず、生涯にわたる最高の友人であり続けた
- 後にサイヤ人の王子ベジータと結ばれ、二人の子供を授かる
- 父親はカプセルコーポレーションのブリーフ博士、母親はおっとりした性格
- 強気でわがままな性格を表す数々の名言を残している
- フィギュアやコスプレの題材としても時代を超えて愛され続けている
- 彼女の持つ天才的な発明の才能が、何度も仲間たちの危機を救った
- ブルマの行動力と好奇心が、ドラゴンボールの壮大な物語を動かす原動力となった