『キミガシネ』の完結がいつになるのか、多くのファンが心待ちにしています。2025年10月の現時点での結論からいうと、『キミガシネ』の本編ストーリーはまだ完結していません。
2023年2月にはSteam版が早期アクセスとしてリリースされましたが、収録されている本編はフリーゲーム版と同様の「最終章前編Bパート」までとなっています。作者のナンキダイ氏は、最終章後編を「鋭意制作中」であり、Steam版のアップデートとして追加予定と発表しています。
この記事では、キミガシネの完結がいつになるのか、最新の更新状況や、巷で噂される更新停止の理由を徹底的に調査します。あわせて、最終章のネタバレを含めたこれまでのストーリー まとめ、主要キャラの運命、そして残された伏線 回収や黒幕、さらには続編の予定についても、現在判明している情報を詳しく解説していきます。
- 現在の最新の更新状況と完結予定
- 最終章前編までの詳しいあらすじとネタバレ
- 主要キャラクターの生死や運命
- 黒幕や世界観に関する重要な考察
キミガシネの完結はいつ?現在の制作状況

『キミガシネ』がいつ完結するのか、多くのファンが注目している最新の制作状況やSteam版の進捗、そして作者であるナンキダイ氏の近況について詳しく解説します。
キミガシネはいつ完結するのか?
2025年10月現在、『キミガシネ』の完結時期について、作者のナンキダイ氏から具体的な日付は発表されていません。
物語は「最終章前編Bパート」が公開されたところで一時中断しており、多くのファンが「最終章後編(Chapter3-2)」の公開を待ち望んでいる状況です。2023年にリリースされたSteam版も、この最終章前編までの収録となっており、完結版ではありません。
したがって、ファンとしては作者の公式発表を待つしかありませんが、制作は続けられているため、完結への期待は高まっています。
最新の制作状況とSteam版 進捗
最新の大きな動きとしては、2023年2月21日にSteam版『キミガシネ -多数決デスゲーム-』が早期アクセス(Early Access)としてリリースされました。
これは、開発途中のゲームを公開し、ユーザーからのフィードバックを得ながら完成を目指す販売形態です。Steamストアページによると、本編のストーリーは最終章前編まで完成しており、後編以降は早期アクセス終了までに順次追加されていく予定とされています。
また、Steam版にはフリーゲーム版にはなかった以下の追加要素が含まれています。
- ミニエピソード集(カイ、アリス、アンズなどの過去が描かれる)
- メインキャラ及びダミーズの公式資料集
これらの追加要素からも、制作が多角的に進められていることがうかがえます。
更新 停止 理由とナンキダイ氏の近況
一部で「更新が停止しているのでは?」と心配する声もありますが、これは誤解である可能性が高いです。
前述の通り、2023年にはSteam版がリリースされており、ナンキダイ氏はX(旧Twitter)などのSNSを通じて、断続的ではありますが制作の進捗やイラストを発信しています。
フリーゲーム版の更新が止まっているのは事実ですが、これは開発の主軸がSteam版の完成、すなわち「最終章後編」の制作に移行しているためと考えられます。本編の完結に加え、Steam版の追加ミニエピソードの制作なども並行して進めていると推測され、膨大な作業量になっていることが予想されます。
最終章 Chapter3-2 後編の状況
ファンが最も待ち望んでいる「最終章 Chapter3-2(後編)」については、Steam版の早期アクセス期間中に追加アップデートとして実装されることが明言されています。
ただし、その具体的なリリース時期は未定です。最終章前編の公開が2021年5月であったため、後編の完成までにはかなりの時間が費やされています。物語のクライマックスであり、全ての伏線を回収する重要なパートであるため、ナンキダイ氏がクオリティを追求し、慎重に制作を進めているものと考えられます。
続編の予定は?ファンの反応 感想
まず、現在の「最終章後編」が物語の完結編となる予定であり、その後の「続編」に関する公式な予定は発表されていません。
ファンの反応としては、「いつまでも待つ」「完結をプレイできる日を心待ちにしている」といった応援の声が大多数です。同時に、長期間の待機に不安を感じる声や、考察がさらに深まりすぎて様々な憶測を呼んでいる状況もあります。
また、Steam版で追加されたミニエピソードや、コミカライズ、ノベライズといった多角的なメディア展開については、本編とは異なる視点でキャラクターを深掘りできるため、ファンからは非常に好意的に受け入れられています。

キミガシネの完結へ!最終章までの流れ

物語が完結に向かう中、これまでの複雑なストーリーやメインゲームの流れ、そして衝撃的だった最終章前編までの展開と、各キャラクターの生死について整理します。
これまでのストーリー まとめ
物語は、主人公の女子高生・千堂院紗良(サラ)が、親友の田綱丈(ジョー)と共に謎のストーカーに襲われ、見知らぬ施設で目覚めるところから始まります。
そこにはサラとジョーを含めた11人(後に合流する人物も含む)が集められており、人形たちによって「多数決デスゲーム」への参加を強制されます。
第一章:最初の試練とメインゲーム
最初の試練を乗り越えた参加者たちは、ホエミーと名乗る人形から「メインゲーム」の開催を告げられます。これは、参加者同士で投票を行い、最も多くの票を集めた者を処刑するという残酷なゲームです。
このゲームで参加者たちは、「平民」「鍵番」「賢者」「身代」といった役職カードを割り当てられ、疑心暗鬼の中で議論と投票を強いられます。第一章では、サラの恩師である三島和己、そしてサラのストーカーと疑われていた佐藤戒が命を落とします。
第二章:デス・アトラクションと人形
舞台は上の階層へ移り、新たなフロアマスターであるノエルとハンナキーが登場。ここでは「デス・アトラクション」と呼ばれるサブゲームをクリアし、チップを集めることが要求されます。
さらに、最初の試練で死亡した参加者たちのデータ(AI)を搭載した「ダミーズ」と呼ばれる人形たちが登場し、生存者とペアを組まされます。この章では、ルート分岐によって八分雨澪子(レコ)か八分雨ありす(アリス)、木津池神奈(カンナ)か日和颯(ソウ)のどちらかが死亡するという、プレイヤーにとって非常に重い選択が迫られます。
物語の結末 ネタバレ(最新章まで)
現在公開されている最終章前編では、さらに衝撃的な展開が待っています。
偽物の判明
第二章で死亡しなかった方の日和颯(ソウ)は、実は「月見真(ツキミ シン)」という名の別人であり、本物の「日和颯(ヒヨリ ソウ)」はすでに故人であったことが判明します。本物のソウ(通称ミドリ)は、フロアマスターの一人としてサラたちの前に姿を現します。
宴(ヒトゴロシゲーム)
最終章前編のクライマックスは「宴」と呼ばれるロシアンルーレット形式のゲームです。ここでは、生存者とダミーズたちが棺に入れられ、フロアマスターであるミドリを倒すために命がけの駆け引きを行います。
このゲームの過程で、ダミーズの多くが犠牲となります。そして、Qタロウ(バーガーバーグQ太郎)が自らの命と引き換えにミドリを倒すための作戦を実行し、ミドリにドリルが貫通します。しかし、その直後、Qタロウもまた人形(ダミー)であったことが判明。本物のQタロウはすでに棺の中で死亡しており、ダミーのQタロウもまた機能を停止します。
アルジーから「最後のゲーム」の開催が告げられ、サラ、ケイジ、ソウ(シン)、ギンの4人が生き残ったところで、最終章前編は幕を閉じます。
最新の死亡キャラ一覧
最終章前編Bパート終了時点での、主な死亡(または脱落)キャラクターを一覧でまとめます。誰が生存しているかは、第二章でのプレイヤーの選択(分岐)によって変動します。
| 章 | 死亡・脱落が確定したキャラクター | 備考 |
| 第一章 | 三島 和己(ミシマ) | 最初のメインゲーム(練習)で処刑 |
|---|---|---|
| 佐藤 戒(カイ) | 最初のメインゲーム(本番)で処刑 | |
| 田綱 丈(ジョー) | 最初のメインゲーム(本番)で「身代」として処刑 | |
| 第二章 | 八分雨 澪子(レコ) | 分岐ルートA(ソウ生存ルート)で死亡 |
| 八分雨 ありす(アリス) | 分岐ルートB(カンナ生存ルート)で死亡 | |
| 木津池 神奈(カンナ) | 分岐ルートA(ソウ生存ルート)で死亡 | |
| 日和 颯(月見 真) | 分岐ルートB(カンナ生存ルート)で死亡 | |
| 絵心 菜緒(ナオ) | メインゲームで処刑 | |
| 最終章前編 | バーガーバーグ Q太郎 | 「宴」の最中、棺の中で死亡(本物) |
| Q太郎(ダミー) | 「宴」の直後、機能停止 | |
| ダミーズ(ランマル等) | 「宴」のゲーム中に破壊 | |
| ミドリ(本物の日和颯) | 「宴」のゲームにより死亡(ドリルが貫通) |
主要キャラの運命はどうなる?
最終章後編では、残された4人(または3人 ※ルートによる)の運命が描かれます。
- 千堂院 紗良(サラ):主人公。多くの仲間を失いながらも、真実を暴くために進みます。彼女の行動が物語の結末を左右します。
- 篠木 敬二(ケイジ):元警察官。常にサラをサポートしてきた彼ですが、過去に秘密を抱えています。最終章で彼の過去と目的が全て明かされると予想されます。
- 飯伏 銀(ギン):小学生。幼いながらもデスゲームを生き抜いてきました。彼の純粋さが、極限状態の大人たちにどう影響するかが注目されます。
- 木津池 神奈(カンナ) or 月見 真(ソウ):第二章の分岐で生き残ったどちらか一方が同行します。カンナは精神的な成長を、ソウは自身の罪と向き合う展開が予想されます。
彼らは「最後のゲーム」に挑むことになり、これがデスゲームの主催者(黒幕)との最終対決になると考えられます。

キミガシネの世界観と未回収の謎

完結に向けて残された多くの謎、特に物語の核心に迫る黒幕の正体や、未だ回収されていない伏線、そしてどのようなエンディングを迎えるのかを深く考察します。
物語の黒幕 正体に関する考察
現在、最も有力な黒幕候補は、カイの父親である「佐藤 我執(サトウ ガシュー)」です。
彼はデスゲームの運営組織「アスナロ」の中心人物と見られており、受付人形としてサラたちを監視していました。第二章の最後で自ら命を絶ったかのように見えましたが、これが偽装である可能性も指摘されています。
また、ガシューが黒幕であったとしても、その背後にさらに大きな組織や目的が存在する可能性も否定できません。サラの父親が何らかの形で関わっていることも示唆されており、アスナロという組織の全貌解明が完結の鍵となります。
キミガシネの深い世界観 考察
『キミガシネ』の世界観の核心には、「AI(人工知能)と人間の定義」があります。
このデスゲームは、参加者の勝率(生存シミュレーションの結果)に基づいて進行しており、ダミーズという形で「死者のAI」まで登場します。これは、人間の精神や記憶をデータ化できる技術が存在することを示しています。
なぜアスナロは、これほど高度な技術を使ってデスゲームを行う必要があるのでしょうか。参加者たちが孤児院(アスナロ)出身である可能性も示唆されており、彼らは何かの「実験」に参加させられているのではないか、という考察が有力です。
未回収の伏線回
最終章後編で回収が待たれる主な伏線は以下の通りです。
サラとジョーの「部外者」の謎
サラの勝率が異常に高い(15.5%)のに対し、ジョーの勝率は算出されていません(部外者)。また、カイやナオも部外者でした。なぜ彼らがデスゲームに選ばれたのか、そして「勝率」とは一体何なのか、その基準が明かされる必要があります。
ケイジの過去
ケイジが警察官時代に何を経験したのか、特に「メグミ」という人物との関係や、彼が抱える罪悪感の正体が最終章で語られると予想されます。
サラの父親の存在
サラの父親はアスナロと何らかの関係があることが示唆されています。彼が敵なのか味方なのか、そしてなぜカイをサラのボディガードとして派遣したのか、全ての謎が繋がるはずです。
トゥルーエンド考察と分岐
『キミガシネ』はマルチエンディングシステムを採用しており、第二章の選択によってすでに物語は大きく二つ(カンナ生存ルート/ソウ生存ルート)に分岐しています。
最終章後編でも、サラの選択によって結末が変わると予想されます。
「トゥルーエンド(真の結末)」が存在するとすれば、それは単に生き残るだけでなく、デスゲームの主催者であるアスナロの目的を暴き、その連鎖を断ち切る結末になるのではないでしょうか。そのためには、残された仲間たち(ケイジ、ギン、カンナ/ソウ)との協力が不可欠となると考えられます。
各エンディング 解説と考察
現時点(最終章前編まで)では、ゲームオーバー以外の正規エンディングは存在しません。しかし、第二章の分岐が最終的なエンディングに大きな影響を与えることは確実です。
カンナ生存ルート(ルートB)
カンナが精神的に成長し、ソウ(シン)が自らの罪を償うためにサラに協力する展開。比較的、希望のあるエンディングに繋がりやすいルートと考察されています。
ソウ生存ルート(ルートA)
ソウ(シン)がそのハッキング技術や頭脳を駆使してサラをサポートする展開。しかし、彼自身が多くの嘘と罪を重ねているため、彼自身の「救済」がテーマの一つになると予想されます。
どちらのルートを選んだかによって、最終章後編での会話やイベント、そして迎える結末が異なるものになると考えられます。
キミガシネの完結に向けた総合考察
『キミガシネ』の完結は、2025年10月現在まだ公開されていませんが、物語はクライマックスに向けて着実に進んでいます。
2023年のSteam版リリースにより、作者ナンキダイ氏の制作は継続していることが確認できました。ファンとしては、最終章後編がいつ公開されるのか、その日を待つばかりです。
この記事では、キミガシネの完結に関する最新情報から、これまでのストーリー、そして残された謎について考察してきました。
- 完結時期:未定。Steam版(早期アクセス)のアップデートで最終章 Chapter3-2 後編が追加予定。
- 制作状況:Steam版 進捗として、ミニエピソードなども含め鋭意制作中。更新 停止 理由はなく、ナンキダイ氏の近況からも制作意欲はうかがえる。
- ストーリー:最終章前編までで、ミドリ(本物のソウ)が倒され、Qタロウが死亡(ダミーも機能停止)。サラ、ケイジ、ギン、カンナ/ソウ(分岐)が生き残る。
- 謎・伏線:黒幕 正体(佐藤我執?)、世界観 考察(アスナロの目的)、未回収の伏線(サラの父親、ケイジの過去)などが残る。
- 結末:トゥルーエンド 考察では、残ったキャラの運命がサラの選択に委ねられ、各エンディング(分岐)を迎えると予想される。続編 予定はなく、最終章で物語は完結する見込み。
最終章後編では、これら全ての死亡キャラの想いを背負い、残された伏線 回収が行われ、物語の結末 ネタバレが明らかになるはずです。キミガシネの完結を、首を長くして待ちましょう。


